モリ工業株式会社は、ステンレス製品のリーディングカンパニーとして、優れた製品づくりを推進し、お客様へ供給することによって期待と信頼に応えます。製品品質と信頼性の向上に向け、常に積極的に考え、常に改善を進め、情熱をもって取り組むことで社会へ奉仕します。
品質とお客様満足度向上のためのサイクル
登録番号 | JSAQ 1397 |
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登録者名 | モリ工業株式会社 河内長野工場 |
登録月日 | 初回登録:2002年3月18日 有効期限:2025年8月30日 |
適用規格 | JIS Q 9001:2015、ISO 9001:2015 |
登録範囲 | ①ステンレス鋼溶接管・耐食耐熱超合金溶接管・チタン溶接管の工程設計 及び製造 ②上記製品に関わる社内用設備・金型の設計・開発及び製造 |
お取引先様がパソコン上やスマホ上で、在庫確認や見積り、発注などが行えるシステム「モリなび」を導入しています。
効率的かつ高品質の製品製造に加え、ITを活用した販売技術の進化が必要であると判断し、2021年5月より運用を開始しました。業界での評判も良く、出張先や在宅でも利用可能なことにより、顧客満足度の向上を実現しています。
モリ工業株式会社では創業当初より「進取」「独創」「情熱」「奉仕」という4つの言葉を「社是」と定め、事業を展開してまいりました。この4つの言葉に意図された当社が求める人物像は次のような人たちであり、まさにこれからのビジネスに必要とされる人物と重なり合うと考えています。
進取
自ら積極的に課題を発見し、たとえそれが困難なものであってもチャレンジする姿勢を持てる人。
独創
過去を踏襲するのではなく、その人の個性によって未来を見通し、オリジナルのアイデアを生み出せる人。
情熱
責任感や強い意志を持ち、将来の夢に向かって熱いハートでものごとを遂行できる人。
奉仕
個人的な努力や成長を自身のためだけではなく、社会への貢献にも繋げるといった発想で行動できる人。
経営基本方針にも定めていますが、少数精鋭主義、実力主義にて推進しています。
当社の教育方針としては、自社で教育し、早くから大きな仕事を任せて成長を促しています。そして少数の社員が責任をもって高いレベルの業務を遂行し、事業運営を行っていけるような体制を整えています。
当社では人材を登用するにあたって学歴や性別を問いません。また、出身大学、高校により登用のタイミングに差がつくこと、いわゆる学閥もありません。高卒の役員が存在するように実力次第で人材を登用し、力強い組織づくりを目指しています。
当社の過去10年間の大卒新規採用者の3年以内の離職率は8.6%です。当社では、直属の先輩社員ではなく違う部署の先輩社員が新入社員との面談の場をもつ「 メンター制度」を導入することで、新入社員の気軽な相談窓口を所属部門以外に作り、職場への定着やモチベーションアップを図るとともに、先輩社員の責任感の向上や成長につながるといった効果も期待できます。
階層別の教育をはじめ、自己啓発支援として通信教育制度や、資格習得支援として資格取得奨励金制度など、社員1人1人のキャリア開発・スキルアップのための制度を整備しています。また各種集合研修として班長研修や営業研修など、分野に応じた研修を実施しております。
当社では、適正な労働時間管理のもと、長時間労働の削減に努め、社員一人ひとりの仕事と生活の調和の取れた働き方(ワークライフバランス)を推進しています。
2021年度:9.2日
2022年度:10.7日
2023年度:13.0日
※2020年度は別途一時帰休日あり
年次休暇以外にも、各種ライフイベントに参加しやすい環境作りの推進、また従業員の緊急時の際でも安心して休んでもらえるよう、各種特別休暇を設定しております。2022年9月より、全従業員向けに産育休セミナーを実施し、女性だけでなく男性の育児休暇の習得を推進しています。
(特別休暇)
結婚休暇、(配偶者の)出産休暇、産前産後休暇、育児休暇、忌引休暇、転勤休暇、裁判員休暇、介護休暇など
2021年度:0%
2022年度:57.1%
2023年度:75.0%
発生後2年が経過すると失効する有給休暇を積み立てることで、育児、介護、病気の治療などの要件を満たせば休暇を取得できる制度を導入しています。
当社では、営業、営業事務職を中心にテレワークを推進しています。在宅勤務者には、情報通信機器等の貸与や、在宅勤務時に発生する費用の負担など、会社のサポート体制が構築されています。
メンタル不調となってしまった場合の相談窓口(健康管理室、メンタル専門産業医)を充実させ、万全の体制を整えています。また、ストレスチェックを毎年実施し、組織分析の結果を部門長にフィードバックするとともにストレス低減対策を検討する研修会を実施しています。
当社の主力工場である河内長野工場に、2017年度より看護師が常駐する健康管理室を設置し、従業員の健康管理、また負傷者への応急処置などを行っています。また「健康管理室だより」を定期的に全社員に回覧し、従業員への健康管理を呼びかけています。
当社では、設備機械および作業方法などによる災害防止、職場環境および作業条件からくる健康障害防止、その他従業員の健康の確保に必要な措置を講じるため、安全衛生管理体制を確立しています。
1. 労働災害をもとに、「災害発生状況シート」を作成し、作業者の安全意識の向上と再発防止をはかる。
2. 実際の作業において、安全上注意すべき事項についてまとめ、作業ごとに作業安全マニュアルを作成。
3. 作業安全マニュアルの中から、設備別に重要と思われる安全ルールを一目でわかる形で表示し、災害の発生を防止する。
4. ヒヤリハットキガカリ事例を報告し、災害が発生するまえに不安全行動・不安全状態をなくし、災害の発生を防止する。
5. 新規設備の導入など、作業方法の大幅な変更の際には安全立会を催し、危険個所の確認と対策を行う。
6. 職場のあらゆる危険要因や有害要因を洗い出し、それらのリスクの大きさを見積り、労働者保護の観点から容認できないものを明らかにする(リスクアセスメント)。
夏場の暑さ対策として、工場の中でも暑さ指数が高く、熱中症リスクの高い作業場から順次、ゾーン空調設備を導入しております。従来からの空調服の活用、水分補給用飲料の配付に加え、作業場の温度を下げるという根本的な対策により、職場環境の改善を目指します。
当社では、人種・性別・年齢・障がいなどによらず、雇用の安定と機会均等を心がけ、多様な働き方に対応できる人事制度を構築しています。
家庭生活と仕事をバランスよく両立させるために、育児休暇制度や介護休業制度があり、また出退勤時間を選択できるフレックスタイム制度を設けるなど、女性にとって働きやすい職場環境を目指すための制度を整備しています。また、女性が活躍できる職場環境を整えるため、次のように行動計画を策定しています。
目標1 | 女性の活用がなかった職種(営業職,技術職)での女性配属者を増加させる。 営業職4.1%、技術職2.7%(2024年3月末現在) →営業職8.0%、技術職5.0%(2026年3月末までに) |
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目標2 | 男女の平均勤続年数の差異を縮小させる。 8年(男性18.6年、女性10.6年)(2024年3月末現在) →7年(2026年3月末までに) |
長年に渡り培った知識、技術、知恵を継承するために、定年退職した社員の再雇用制度を導入しています。再雇用制度の利用者は増加傾向にあり、技能継承や人手不足に貢献しています。
60歳定年以降の再雇用勤務者数:73名(2024年5月現在)
当社の障がい者雇用率は法定雇用率をわずかに下回っており、今後も障がい者法定雇用率は更に引き上げが予定されています。そこで現在新規雇用を目指し、障がい者の方に担当していただく業務の拡大に取り組んでいます。また、入社後のフォローにも力を入れており、良好な定着率を維持しています。
障がい者雇用率:1.84%(法定雇用率2.3%)
従来の総合職に加え、2022年度から転居を伴わないエリア総合職という職制も設け、女性にとっても働きやすい環境を整えております。2024年4月現在、総合職、エリア総合職合わせて37名の女性が活躍しており、女性管理職は2名となっております。
当社は中長期の企業価値向上の実現のため、中期経営計画を策定しており、当社ウェブサイトに公表しております。
当社では、株主及び資本市場に対しての説明責任を果たすべく、また経営の透明性を高めるために、フェア・ディスクロージャー・ルール、証券取引所の開示規則に則り、適正なディスクロージャーを行うことが重要と考え、IR活動に注力しています。年2回マスコミ向けの決算説明会を開催している他、個人投資家向けのIRフェアに出展、株主向けに株主通信等を発信、また新たに決算説明資料を当社ウェブサイトに掲載しております。証券取引所の開示規則に該当する情報に関しては、同規則に従い、東京証券取引所の提供するTDnetにて公開し、その後、速やかに当社ウェブサイトに掲載しています。なお、開示規則に該当しない情報についても適宜プレス発表の実施および当社ウェブサイトでのIR情報の掲載等を実施し、適正かつ正確な情報開示に努めています。
利益配分につきましては、連結配当性向を40%程度としています。
正確な情報を公平かつ適時に開示し、株主・投資家の皆さまとのコミュニケーションを図り、ご理解、ご支持をいただける様に努めています。また、機関投資家等とのIR面談も適宜実施しております。
公益財団法人森教育振興会は、創業者の森明長氏によって1979年に設立され、堺・泉北・南河内地区の公立小・中学校などに教育図書、教育機器などの寄贈および教育研究に対する助成、義務教育研究団体に対する寄付などを行っており、設立以来、累計3億円以上の助成を行っています。また著名人を講師に招き、文化講演会を開催(隔年)しています。
主力工場のある河内長野市を中心とする地元小学校からの要望にお応えし、工場見学の受入れを行っております。また、中学校や高校からの職業体験(インターンシップ)のご依頼にもお応えし、製造現場での職業体験の機会を提供させていただいています。
主力工場のある河内長野市を中心にモニュメントや教育器材を寄付・寄贈しています。
地元の各種団体の役員などに人材を派遣し、活動に協力しています。
(主な団体)
雇用開発協会、企業人権協議会、人権協会、交通安全運転協会、事業場防犯協会など
河内長野工場がある千代田地区の賑わいの創出と地域の交流を目的として開催されたイベントで、地元との共生の観点から会場を提供いたしました。
河内長野工場では、「安全で安心なまちづくり」を応援する「アドプト・ライト(光の回廊づくり)」の支援として、河内長野工場前交差点の道路照明灯の点検と維持管理を行っております。その功績が認められ、大阪府より感謝状を受賞いたしました。
当社の創業90周年記念事業として、当社主力工場のある河内長野市をはじめとする奥河内を舞台にした映画『鬼ガール!!』に特別協賛いたしました。